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大会の特徴を考える。キャッチコピーを考える。それが浮かばなければ、その大会の価値を言えないということ。普通の大会でもいい。高いレベルで安心して参加できる(公認大会のあるべき姿)なら、それも特徴。
印刷について
要項の印刷はみんなどこで行っているのだろうか。原稿をWordで作成してプリンタ出力?大学大会なら大学の印刷機やコピー機?または地域の公民館などのコピー機?コピーセンターで大量印刷?
とりあえずお勧めしたいのはやっぱりカラー印刷。ちゃんとカタログ・パンフレット風になっているもの。これには当然費用がかかる。その費用をかけるべきかどうかの判断は必要。狙う方向によってはコンビニコピーの手作り風のほうがいいこともある。
その費用についてだが、思うほど高くはない。もちろん探せば、だが。自分が今まで利用したところでは、2006年度の東日本大会(茨城・A3両面カラー)・全日本大会(北海道・A4両面カラー)・野外活動施設向けのパンフレット(A3両面カラー)を作成したが、いずれも1枚当たり10円かそれ以下でできた。部数的は2000とか4000とかの単位。
こういうところの入稿はWordやPowerpointでもできなくはないが、大抵はIllustratorやPhotoshopでの入稿になる。そういうソフトが扱えない、デザインできないのなら外注を考えるのも手。O-Newsでやってもいい。
めも
前回、変にまとめて読みやすいように書こうとしていたので、もっとメモ的に思いついたものをどんどん書き留めていこうと思う。まとめるのは、あとでやればいい。とは言っても、ここで吐き出したらそれですっきりしてしまう恐れもあるが。
ターゲットを考える
まず、専任の係を設けること。できるならメディア担当も。
基本的に、考えられるすべての手段を使って広報すべき。ただし、どの程度を望むかによる。
参加者人数から規模を想定
まずは大会の規模・目的・対象を明確にする。何人規模の大会にするのか。100人なのか、1000人集めたいのか。それにより広報の仕方も、会場の選択も変わってくる。毎年やっているから、とか今年は自分の代が運営しなくてはならないから、といった理由でただ何となく大会を開くとこういうところの意識がなくなるので危険。毎年のことだから、とこれまでの傾向から大体の規模等のイメージはつきやすいが、徐々に先細りになっていく可能性が高い。
主な客層を想定
客層が違えば、そこへのアピール方法、アクションも違ってくる。対象は初心者なのか、オリエンティア(タコ)なのか。地元の人たちなのか、地元外のひとなのか。多くの大会はオリエンティア向け+初心者用のN/Gクラスを併設している。運営人数が少ないのならば、N/Gに労力をかける必要はないと思う。ただし、大抵の場合は地元の協力がなければ大会が成立しないので、地元還元のためにもN/Gは存在するのだろう。
客層を大きく3つにわけて考えてみる。
オリエンティア
毎年開催しているような大会ならネームバリューが使える。ただ、その甘えから「毎年のことだからみんなわかっている」という認識は危険。意識せずに使っている場合もある。広報手段としては、
- 大会会場での要項配布
- 大会公式サイトの開設
- orienteering.com・森を走ろう!・速報ボード・O-Newsへのプレスリリース
- 各クラブのサイトBBSへの投稿
- 各種MLへの投稿
- オリエンテーリングマガジンへの記事投稿および要項折込
- JOAニュースへの要項折込
アウトドア愛好家
基本的にオリエンテーリングのことは知らない。ルールなどは他の競技と比べて見る傾向にある。そのため、オリエンテーリング独特の型式に戸惑うこともしばしば。トレイルランの延長で走ることに興味があるもの、ナビゲーションに興味があるものなど様々。広報手段としては、
地元民・ハイカー
おそらくN/Gクラスへのエントリーが主。N/Gクラスの参加費を安く設定するのならば、儲けは考えず普及に徹するべき。広報の費用対効果はかなり小さいものと覚悟しておく。また、初心者説明など、参加者が多くなるほどに対応も(慣れたオリエンティアなどに比べ)大変になる。面にはださなくても、このカテゴリの人たちをどう扱うか(たくさん呼ぶのか、とりあえずコースを開設するのか)ちゃんと考えておいたほうがいい。広報手段としては、
- 地元紙への広告投稿
- 地元ラジオへの出演
- 地域ミニコミ誌(広報***とか、土日になると新聞折込で入ってくるようなもの)への投稿
- 駅・スーパーなど、地元の方が数多く、そして何回も通る場所へのポスター掲示
- 回覧板に要項を付けてもらう
- 各住宅へ直接チラシをポスティング(許可がいる場合もあり)
つづく